教科書では、中国史、イスラーム、大航海時代・・・とバラバラな単元で扱われる上、いろんな王朝が出てきて混乱するのが東南アジア史。まずは各国・地域毎で流れを確認し、地図などでヨコの流れをつかんでいこう。王朝、宗教、ヨーロッパ勢力の動きを注意してみていこう。
ミャンマー:ピュー族→→パガン朝→→トゥングー朝→→アラウンパヤ朝→→→インド帝国に併合
タイ:ドヴァーラヴァティー→→スコータイ朝→→アユタヤ朝→→ラタナコーシン(チャクリ)朝
カンボジア:扶南→→真臘→→アンコール朝→→フランスの保護国
インドシナ半島東南部:チャンパー
インドシナ半島北部:東山文化→→中国の支配→→独立(10世紀、五代)→→李朝→→陳朝→→一時明の支配→→黎朝→→西山朝→→阮朝→→仏越戦争→→サイゴン、コーチシナ獲得→→ユエ条約→→清仏戦争→→インドシナ連邦(1887)→→ラオス併合
島嶼部
シュリーヴィジャヤ王国、シャイレンドラ王朝、マジャパヒト王国、マラッカ王国、マラタム王国、アチェー王国→ヨーロッパの進出(スペイン→アメリカ:フィリピン、オランダ(アンボイナ事件、蘭領東インド)、イギリス:海峡植民地(ペナン・シンガポール・マラッカ)→マライ連邦))
東南アジアの宗教分布
・大乗仏教:ヴェトナム(中国から)、シュリーヴィジャヤ、シャイレンドラ朝(ボロブドゥール)
・小乗仏教:ミャンマー、タイ、カンボジアの王朝
・ヒンドゥー教:マジャパヒト王国
・イスラーム教:マラッカ(東南アジア初のイスラーム教国)、マラタム、アチェ
・キリスト教:フィリピン
2世紀:「海の道」の中継地として繁栄、扶南、チャンパー
8世紀:イスラーム商人の活躍、中国は唐代、義浄来訪、真臘、チャンパー、シュリーヴィジャヤ、シャイレンドラ
13世紀:モンゴル人が侵入、パガン朝は滅亡、チャンパー、真臘、スコータイ朝は服属、陳朝は撃退、マジャパヒトが建国
15世紀:大航海時代でスペイン・ポルトガルの進出 中国は明代、鄭和の艦隊来訪、黎朝、トゥングー、アユタヤ、カンボジア、チャンパー、マラッカ、マジャパヒト
17・18世紀:オランダの進出、中国は明から清、トゥングー朝→アラウンパヤ朝、アユタヤ→ラタナコーシン(チャクリ)朝、黎朝→西山朝、マラタム王国、アチェー王国
ヨーロッパ諸国の進出:フランス:インドシナ半島、イギリス:現マレーシア、シンガポール、ビルマ、オランダ:現インドネシア、スペイン:フィリピン(→アメリカに)、独立国:ラタナコーシン(チャクリ)朝