2.西アジア・アフリカ
ポイント:各時代毎での内容をしっかり確認! 特に王と対外政策・異民族の進入・支配に注意して見ていこう
流れ:都市国家(ノモス)の成立→→メネス王の統一→→古王国→→中王国→→ヒクソス→→新王国(アメンホテプ4世の宗教改革、ラメス2世)→→アッシリアの支配→→一時独立(四国分立)→→アケメネス朝の征服→→アレクサンドロスの征服→→プトレマイオス朝→→前30年ローマによって征服
ポイント:古代メソポタミア史の理解には民族の興亡を押さえることが重要。民族・国名をセム語族か印欧語族かに注意して見ていこう
流れ:文明の成立(シュメール人→アッカド→古バビロニア王国)→→印欧語族の移動(ヒッタイト、カッシート、ミタンニ)→→セム語族(東地中海沿岸)の活動(アラム人、フェニキア人、ヘブライ人→イスラエル(北)・ユダ(南))→→アッシリア(全オリエントを征服)→→四国分立(リディア、メディア、カルデア、エジプト)→→アケメネス朝
ポイント:各王朝・各王の政策を混同しないように。王朝、王、対外政策に注意して押さえていこう。
流れ:アケメネス朝(キロス2世(メディア、リディア、カルデア征服)→カンビセス2世(エジプト征服)→ダリウス1世(サトラップ制、「王の目、王の耳」、王の道、ペルシア戦争→クセルクセス)→→ヘレニズム時代(アレクサンドロス大王の東方遠征→大王急死→後継者(ディアドコイ)戦争→分裂(プトレマイオス朝エジプト、セレウコス朝シリア、アンティゴノス朝マケドニア)→→パルティア→→ササン朝(シャープール1世(ローマ皇帝ヴァレリアヌスを捕える)→エフタルの侵入→ホスロー1世(エフタルを滅ぼす、ユスティニアヌスと対立)→→イスラーム勢力
ポイント:イスラームの発展を王朝の変遷と領土拡大の過程を関連づけてしっかり確認!
流れ:マホメット時代(622年ヒジュラ(聖遷)→630年にメッカに入城、アラビア半島統一)→→正統カリフ時代(シリア・パレスティナ・エジプトを奪う、ササン朝を滅ぼす→第4代カリフアリーが暗殺)→→ウマイヤ朝(ムアーウィアが建国、カリフ制を世襲、西ゴート王国を滅ばす、トゥール・ポワティエの戦い、アラブ人中心主義)→→アッバース朝(イスラーム帝国、タラス河畔の戦いバグダード建設、ハールーン=アラッシードの時に全盛)→→9世紀後半から諸王朝が自立
ポイント:たくさんの王朝が出てきてイスラーム史で一番わからないのがこのテーマ。まずはイラン、イベリア・北アフリカ、エジプトと地域別にタテに整理し、次は世紀毎に地図でヨコのつながりを整理していこう!
イラン:イラン人(サーマン朝、ブワイフ朝→→トルコ人(カラ=ハン朝、セルジューク=トルコ、ホラズム、ガズニ朝)→→モンゴル人(モンゴル帝国、チャガタイ=ハン国、イル=ハン国)
イベリア半島・北アフリカ:後ウマイヤ朝→→ムラビート朝→→ムワッヒド朝→→ナスル朝→→グラナダ陥落
エジプト:ファーティマ朝→→アイユーブ朝→→マムルーク朝
14世紀以降:ティムール帝国→→サファヴィー朝→→カージャール朝→→英露の進出(19世紀のなかごろ)
ポイント:王毎に対外政策を中心に内容を確認していこう
流れ:オスマン=ベイが建国→→バヤジット1世(ニコポリスの戦い、アンカラの戦い)→→メフメト2世(ビザンツ帝国を滅ぼす)→→セリム1世(マムルーク朝を滅ぼす、スルタン=カリフ制確立)→→スレイマン1世(全盛期、第1次ウィーン包囲、プレヴェザの海戦、フランスと同盟)→→スレイマン1世死後(レパントの海戦敗北→キプロス島を領有→第2次ウィーン包囲失敗)→オスマン・トルコ衰退へ
ポイント:たくさんの戦争・条約が出てきて、複数の訪米列強が絡んでくるわかりにくい分野。まずは流れを理解し、各戦争毎に、戦争の原因・経過・結果を押さえ、条約の内容と訪米列強の動きをしっかりと押さえよう。
衰退の始まり(17・18世紀):第2次ウィーン包囲失敗→カルロヴィッツ条約、ワッハーブ派の運動、ロシアの黒海沿岸進出(18c)
東方問題:ギリシア独立戦争→→エジプト・トルコ戦争→→クリミア戦争→→露土戦争(サン=ステファノ条約→ベルリン会議、北アフリカ(仏:アルジェリア、チュニジアを占領、伊:伊土戦争)
トルコの国内改革:タンジマート(恩恵改革、ギュルハネ勅令)→→ミドハト憲法→→青年トルコ党革命(1908)
ポイント:4つの地域ごとでしっかり確認!
ナイル川上流:クシュ王国(中心地メロエ、製鉄と商業→アクスム王国(キリスト教国)
西アフリカのニジェール川中流域:ガーナ王国→マリ王国→ソンガイ王国
東アフリカ沿岸:港湾都市(マリンディ、キルワ、モンパサ)
ザンベジ川流域:ジンバブエの石造遺跡→モノモパタ王国(15世紀)
ヨーロッパ諸国の進出:15・16世紀ポルトガル・スペイン、16世紀末オランダ、17世紀後半:イギリス、フランス
奴隷貿易(西アフリカ):新大陸で原住民の人口激減→黒人奴隷を労働力に