東京外国語大学過去問

問１　日英同盟の締結から破棄にいたるまでの過程を, 国際秩序の変化をふまえながら400字以内で説明しなさい。その際, 以下の語句を必ず用い, 用いた箇所に下線を引きなさい。
ロシア アメリカ合衆国　第一次世界大戦　ワシントン会議　二十一カ条要求

問２　ソ連は第二次世界大戦の終結した後40年の間に社会主義陣営を襲った幾多の危機にもかかわらず存続した。ここでいう「社会主義陣営を襲った幾多の危機」として具体的にはどのようなことがあったか。２つの例をあげて150字以内で説明しなさい。

問１　ヴェトナム戦争が世界の政治, 経済, 社会それぞれの分野に与えた影響について, 400字以内で説明しなさい。その際, 次の語句を必ず使用し, 用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
反戦運動　キング牧師　カウンター・カルチャー　多極化　ドル危機

問２　1598年にフランス王アンリ４世が発布した宗教寛容令を, ルイ14世が1685年に廃止した。この寛容令は, カトリック, ユグノー(カルヴァン派)双方の信仰を容認することで, フランス国内の宗教内乱に終止符を打つ画期的なものであった。(ｲ)この寛容令の名称を答えなさい。また, (ﾛ)この寛容令の廃止がフランスおよび他のヨーロッパ諸国に及ぼした経済的影響について, 100字以内で説明しなさい。その際, 次の語句を必ず使用し, 用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
ユグノー　商工業者　国内産業　産業の発展

問１　パレスチナ地域をめぐる,第一次世界大戦終結から1960年代までの政治情勢について,中東戦争にも触れながら,400字以内で説明しなさい。その際,以下の語句を必ず使用し,用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
委任統治　1948年　スエズ運河国有化　ＰＬＯ　第三次中東戦争

問２　中国の清朝政府は1861年に総理各国事務衙門を創設した。その創設に至るまでの経過を100字以内で説明しなさい。その際,以下の語句を必ず使用し,用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
朝貢体制　アヘン戦争　アロー戦争　北京条約　公使

問１　第一次世界大戦の結果成立した国際秩序が崩壊し, 第二次世界大戦に至る過程を400字以内で説明しなさい。その際, 以下の語句を必ず使用し, 用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
世界恐慌　ラインランド進駐　エチオピア併合　盧溝橋事件 　ヴェルサイユ体制・ワシントン体制　日独伊三国防共協定

問２　オーストリア帝国が, オーストリア＝ハンガリーニ重帝国に改編された経緯について, 100字以内で説明しなさい。その際, 以下の語句を必ず使用し, 用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
プロイセン＝オーストリア戦争　アウスグライヒ　ハンガリー王国

問１　ロシア帝国を「諸民族の牢獄」と規定したレーニンは,民族自決を革命後の基本理念の一つとした。これにより旧ロシア帝国の領土は再編成され,アジアの民族解放運動にも影響を及ぼすが,国際情勢の変化の中でボリシェヴィキは路線を転換する。以上の経過を400字以内で説明しなさい。その際,以下の語句を必ず使用し,用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
平和に関する布告　無賠償・無併合・民族自決　ザカフカース　ソヴィエト社会主義共和国連邦　第1次国共合作　バルト3国併合

問２　ナポレオンの敗北後に形成されたヨーロッパの国際秩序について,100字以内で説明しなさい。その際,以下の語句を必ず使用し,用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
神聖同盟　メッテルニヒ　ウィーン会議　正統主義

問１　7年戦争の背景と,この戦争が非ヨーロッパ世界にもたらした影響について,400字以内で説明しなさい。その際,以下の語句を必ず使用し,用いた箇所すべてに下線を引きなさい。
重商主義政策　「代表なくして課税なし」　プラッシーの戦い　フレンチ・インディアン戦争　マイソール王国

問２　明と琉球の関係のような東アジアの秩序を,100字以内で説明しなさい。その際,以下の語句を必ず使用し,使用した箇所すべてに下線を引きなさい。
中国　冊封体制　朝貢

問１　ヨーロッパ諸国によるアフリカ分割の過程を,400字以内で説明しなさい。その際,以下の語句を必ず使用し,用いた箇所すべてに下線を引きなさい。なお,以下の語句のうちの「ベルリン会議」とは「ベルリン西アフリカ会議」とも呼ばれ,1884〜85年に開催されたものを指す。
アドゥワの戦い　コンゴ自由国　ベルリン会議　南アフリカ戦争　ブール人　英仏協商

問２　アメリカ合衆国は,伝統的にヨーロッパの国際政治とは距離を置く姿勢を取り続けてきた。この観点から,第一次世界大戦中および戦後のアメリカ合衆国の外交を100字以内で説明しなさい。その際,以下の語句を必ず使用し,使用した箇所すべてに下線を引きなさい。
無制限潜水艦作戦　国際連盟　孤立主義