7.テーマ史

1.横のつながり(同時代)

ヨコの流れ 
 初めの方では、まずは地域ごとの縦の流れで勉強するほうがいいといいました。では、横の流れはどうするか・・・ これは、地域ごとの歴史事項を、教科書や資料集についている年表で、「オットーの戴冠とガズナ朝成立は同じ年」とか「ティムールと永楽帝は同じ時期を生きた」を確認していってください。年号レベルではなく世紀レベルで結構です。他には資料集の「○○世紀の世界」とかいう地図を白地図帳に簡単に写してみるとか・・・(白地図サービスしときます・・・)

他にもう一つ・・・
 もう一つ、見ておかなくてはならないのは他地域を股に掛けた人物(アレクサンドロス・ティムール・・・)や国・民族(モンゴル帝国・・・)、冒険家・旅行家や貿易路(海の道・三角貿易)を地図などで訪問や侵略した国などをチェックしておいてください。

 念を押しますが、横の流れをやるなら、縦の流れをやってからですよ。

2.テーマ史

テーマ史がなぜ出されるかというと・・・ 
1.教科書の一部に偏ることなくいろいろな部分から問題が作れる。
2.教科書の内容をいろんな角度から聞かれても対応できるくらいしっかり把握しているかを試している。
などが考えられます。

 たとえばお茶なら、中国での経済・交易、三角貿易、東インド会社さらにはボストン茶会事件(積み荷が茶だった)と一つのテーマで様々な地域、時代の内容を大問一つで聞くことが出来ますよね。

 基本的には、問題文、問題の構成がテーマ史的でも、設問自体は教科書や通史で学んでいることで対応できます。対応できないものであれば、受験生が出来なくて良い難問になります。よく聞かれるテーマ史というのはありますので、教科書や通史で学んだあと、問題集(フロンティア世界史など)、当HPのテーマ史対策問題集や過去問で慣れておく必要があります。

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