私大世界史の勉強法
1.私大世界史の勉強法
2.過去問研究
3.難問対策
4.問題集について
各大学が配布している入試問題集、案内パンフに載っている出題者の採点のコメントでよく見かけることに、
・教科書の範囲の理解しているかを試す。
・政治史の正答率は高いが文化史・経済史の正答率が低い。
の2つがあります。つまり、合格するには教科書の内容の理解が必要で、他の受験生と差をつけるには文化史・経済史もしっかりやることが重要ということです。
まず、しなければならないのは教科書の内容の理解を前提とした基本・標準的な問題を確実に正答していく学力を付けることです。私大で合否の分かれ目になるのは、難問で点を稼げたかどうかではなく、基本・標準的な問題でどれだけ点を落としたかどうかです。詳しくはガイダンスを見てください。
それが終われば志望校の過去問を研究とそれに元ずく志望校対策をやりましょう。また、大学の案内パンフなどで、歴史関係の教授・助教授の専門分野を調べて、過去問を調べてみて、その分野が出題されているかどうかも見てみてください。全ての方がそうとは限りませんが、自分の専門分野を(深く)聞いてみたいというのも、出題者の心情のようです。これで、よく出る分野でまだやっていない・あやふやなとこを補うなど、あなたがするべきことが見えてきます。
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まず重要なのは、志望校の過去問を研究です。どこの分野が出やすいか、どこの分野が深く聞かれる(難問が出るのか)のか、正誤や論述問題が出るのかなどを調べ、今後のにやるべきことを知り、今後の学習計画を立てましょう。
私大の大問の出題テーマをみると教科書の単元や地域史で問われるよりテーマ史や各国史で問われることが多いです。これは教科書の一部分を問うより、教科書の数十ページにわたる内容から広く問いたいということなのでしょう。出題がテーマ史や各国史といっても、出題テーマが違うだけで教科書や地域史で学んだ事が問われています。よく出るテーマ史はテーマ史の問題集(フロンティア世界史など)、大学別の問題集や過去問をやれば十分です。問題集や過去問でテーマ史になれてください。
できれば、志望学科だけでなく他学科の問題も見てみてください。これは、関西の大学に多いのですが、入試問題は学科毎に作られるのではなく、大学として問題を一括して作り、後で学部毎に割り振るというやり方をとってるところがあるので・・・。ただ、早慶など関東の大学では各学部毎で作られているところが多いようです(過去問を比較してみればわかると思います)。予備校や高校にある赤本などが借りられるので、そこを活用してみては・・・。
「過去問やっても、もう同じ問題は出ない」と考えるかもしれませんが、調べて見ると結構形を変えて出ています。また、問題の形式や問われ方などになれるという意味でも大いに効果があります。
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特に早慶上智などの難関私大の問題を解いていると誰しも必ず思う疑問に、正誤問題や語句選択の問題で選択肢にある知らない用語を見ると「これも覚えなくてはならないの?」と感じることがあります。
ガイダンスで書いている過去問を使った問題集を解いた方ならある程度は重要語句かどうかは区別が付くようになっていると思いますが、この場合は、まず問題をみて正解するには最低限何を覚えていれば正解できるのか(言い換えればすべての選択肢の正誤判定や情報は必要ない)というところをしっかり見てください。早慶上智の正誤・選択問題は1つの基礎知識で解けて、他の選択肢には目くらましに普通は知らない事を書いているパターンが多いです。たとえば・・・
もう一つは、全体で7・8割の点が取れるにはどれだけの問題を正答できればいいか(裏返せばどれだけの問題が答えられなくていいか)を見ていってください。この2点から、難問かどうか判断が付くと思います。難問の選択肢も「こんな事があったんだ・・・」程度は読んでおく(暗記しなくていい)と役立つかもしれませんよ。
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過去問の研究のほかには大学別の問題集をやるのもいいでしょう。この手の問題集はよく出るテーマ史が載っていますから。
・文化史:山川の『分野別世界史問題集 文化史』、駿台文庫の『世界史《文化史》テーマ別問題集』、『代ゼミ佐藤の即答の文化史』
・テーマ史:『フロンティア世界史』、当HPのテーマ史対策問題集
・正誤:山川の『世界史B正誤問題集』、センターの過去問(当HPのセンター対策問題集)
河合の「早慶大世界史」、山川の「関東難関大世界史」
河合の「上智・青山・立教・明治大世界史」、山川の「関東難関大世界史」、山川の「関東私大世界史」
■ 関関同立・産近甲龍など関西の大学志望なら・・・ |
河合の「関関同立世界史」、駿台の「関関同立の世界史」、山川の「関西私大世界史」
山川の「関西私大世界史」、山川の「関東私大世界史」、過去問を使った問題集
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